エウレカ徒然備忘録

時事報道への感想を中心に、ときにアニメDVDを使った英語学習法などを徒然書いています

エウレカセブンを見終わって-その二-

北朝鮮の核実験で日本株がどれくらい下落するのか、織り込むのに数日はかかるかなと思って覚悟を決めていたのですが、思いのほかしっかりでした。市場は、国際社会が北朝鮮問題を解決できる、もしくは、これ以上の悪化はないということで織り込んだのだろうか? しかし、大型株が買われ、中小型が売られると言う変則質への回避現象も顕著?

9日NY:11857.81 +7.6   10日東京:16477.25 +41.19  Topix:1634.83  +0.62

それにしても、このTimingで核実験に踏み切った北の意図は良く分からない。急進分子の暴走としか思えないような動きだが...

さて、本題

EurekaseveNと「機動戦士Gundam」にはいくつかの似たような話があげられる。例えば、月光号での生活に嫌気がさして、唯一の救済を求めたEurekaにも嫌われていると思い込み、遂に月光号から出奔することを決意したRenton。放浪中に出会った、ReyとCharles夫妻に可愛がられるも、後日夫妻はGekko Stateに敵対し、Hollandに殺される。この話は、ブライトに反発して木馬を出たアムロが、ランバ・ラルとその愛人ハモンから厚遇を受けたものの、後にこの部隊と交戦するのをどうしても思い出してしまう。タイプは全く異なるが、超えなければならない父親的存在として、Hollandやブライトが登場するのも全く同じ。家出も、反発の対象である男親も少年の成長物語には必須の要素なので、似てくるのも当たり前と言えば当たり前なのかもしれないが。

同じような話となると、何か目新しい要素がないとGandamは超えられない。Eurekaで1つ特徴的なのは、心をもったNirvashと言う存在です(かと言って、話したりするのではなく、あくまでも機械の様相のNirvashから、EurekaとRentonが心で感じ取ると言う実に控えめなCommunication)。物語の中でNirvashのようなLFO(Light Finding Operation)は、地中から発掘された原型に装甲を施した人型Robotで、その原型は大地であるScab Coralから生み出された生命体と考えられます。物語の初期において、Eurekaは一緒に発見されたNirvashだけを信頼していたので、Rentonの意思を受け入れるNirvashの意思に従う形でRentonをしかたなく受け入れていたようなものでした。特徴的に二人乗りのCockpitを原型時から有していたNirvashは、Eurekaの対となる男の出現を最初から予定していたのであり、初期においては、Rentonの恋心を仲介する役割を果たしているようなところが見受けられます。RentonがNirvashを上手に乗りこなせるようになると、EurekaがNirvashを取られたような嫉妬心さえ抱くようになりますが、調子を崩しているEurekaにHildaは、その嫉妬心を自覚させ、それがRentonに向けられているのか、Nirvashに向かっているのか、考えなさいと指摘します。その後Eurekaの不調が進みScabへの回帰、Rentonの家出などいろいろあって、Eurekaは、RentonがNirvashをうまく操縦するための単なる補助者という存在ではなく、自分にとってかけがえのない人だと言うことに気づいていきます。このあたりから、NirvashのMain Cockpitには、Eurekaではなく、Rentonが定着していきます。このあたりは、心を持ったRobotという設定が生きているところだと思いました。Nirvashは、物語の最後まで二人をつなぎ、単なる戦いの道具では終わらない重要な役割を担っていきます。